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猫の爪とぎのしつけ。 効果的な方法とひっかき予防策とは

こんにちは。 みらいです ^^

爪とぎを用意していても、
気がつくと壁で爪をとごうとしていたり、
カーテンやソファーをバリバリしていたり…

爪をとぐ姿そのものは愛らしくても、
それがといでほしくない場所だったら、
やっぱり止めずにはいられませんよね。

爪とぎは本能なので
やめさせることはできませんが、
猫の好む爪とぎ場を用意した上で
“ してほしくない場所での爪とぎ ”
を防ぐことは、十分に可能です。

今日は、飼い主が用意した場所で
猫が爪をといでくれるようになる
方法をご紹介したいと思います。

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Contents

といで欲しい場所で爪をといでもらう方法

「ここでといで欲しい」と思う場所で
猫に爪をといでもらうには、

  1. 好みの爪とぎを必要なだけ用意する
  2. 猫をつめとぎにうまく誘導する
  3. といで欲しくない場所は防御しておく

この3つを合わせて行うことが大切です。

1.好みの爪とぎを必要なだけ用意する

すでに爪とぎを用意していても
猫が別の場所で爪をとごうとする場合、

その爪とぎが猫の好みでないか、
設置数が足りていない可能性があります。

実際に、
猫がといでほしくない所で爪をとぐことに
頭を悩ませていた飼い主さんの多くが、
爪とぎの数を増やすことによって
その問題を回避することに成功しています。

まずは、
猫が普段どんな場所・どんな物に
爪を立てたがっているか、
よく観察してみましょう。

そして、できれば
色んな材質・形状の爪とぎを用意して、
部屋のあちこちに設置してみましょう。

爪とぎは、ダンボール製・木製・
麻縄を使ったもの・カーペット製 など
素材別に数種類販売されています。

また、床置型・壁面設置型・ポール型・
キャットタワータイプ・ベット型など、
さまざまな形状のものがあります。

ダンボール製の爪とぎは、
相対的に入手と設置が簡単で、なおかつ
いろいろな形状の製品が出ていることから、

「とりあえず常に一つは置いている。」
という飼い主さんも多いようです。

板状になったダンボール製の爪とぎは、
壁にピン留めして使うことができるものが
多いので(すべてではありません)、

まだどれをどこに設置すべきか
迷っている状態であれば、
ひとまず板状の爪とぎを2つ用意して、
床と壁に一つずつ設置しておきましょう。

ほとんどの猫が
立って爪をとぐことを好みます。

また、麻縄を巻きつけたキャットタワーを
爪とぎと併用している人も多いようです。

ちなみにですが…
麻縄の爪とぎを好む猫は多いようですが、
うちの猫に限って言えば
麻縄タイプは全く好みではないようです。

思う存分伸びて爪がとげるようにと、
高さ90cmもあるような【ポール型】の
上にも乗れる爪とぎを置いてみましたが、
爪一本ひっかけてくれませんでた(涙)

そんなわけで、猫の好みを知るためにも、
爪とぎを買う時はお手頃価格のものから
いろいろ試してみることをオススメします。

2.猫をつめとぎに誘導する

新しい爪とぎを用意したら、
猫が爪をとぎたがっている場所に置いて
ひとまず様子を見ます。

さらに、「ここで爪をといでほしい」
と思う場所にも設置して様子を見ます。

好奇心旺盛な猫であれば、
すぐに自分から寄ってきて匂いを嗅いだり
爪をといだりし始めると思います。

警戒心の強い猫だと、
すぐには近寄らないことがあります。
早く使わせようと無理に近づけたりせず、
そっとしておきましょう。

無理に触らせようとして
嫌な印象を植え付けてしまうと、
余計に近寄らなくなってしまいます。

爪とぎを設置したら、次は
【爪とぎを気に入ってもらうための方法】
を少しつづ試していってみましょう。

またたびやキャットニップの力を借りる

またたびやキャットニップが好きな猫なら、
爪とぎにほんの少し振りかけておくと、

すぐにスリスリ顔をこすりつけたり
バリバリ爪をといだりしはじめます。

それによって猫自身のにおいもつくので、
そのまま使うようになりやすいです。

飼い主さんが爪とぎの仕草を真似てみる

猫が爪とぎに警戒心を持っていなくて、
そばに近づけても逃げないようなら、

飼い主さん自身が猫の前で(自分の手で)
爪とぎのポーズをしてみせます。

信じられない人もいるようですが、
人が見本を示すことによって
爪とぎのしつけをすることは可能です。

手を持って爪とぎの仕草をさせてみる

もしあなたの猫ちゃんが
両手を持っても嫌がらないのであれば、

爪とぎの前でそっと猫の手をとって、
爪とぎの仕草をするよう
誘導してみましょう。

肉球にある臭腺が爪とぎに触れることで
猫自身のにおいが爪とぎにつくので、
それを機に爪をとぎ始めることも多いです。

爪とぎの近くで猫の好きな遊びをする

猫が遊びたそうにしているときなら、
爪とぎの近くで一緒に遊んでみましょう。
紐やボールなどを追いかけて興奮しだすと、
爪とぎで爪をとぐ確率が上がります。

爪をといだらすぐにご褒美を上げる

猫が爪とぎを使ったら、すぐにその場で
ご褒美をあげるのも良いでしょう。

猫のしつけには【褒めてご褒美をあげる】
のが、何といっても効果的です。
(わざわざおやつを買わなくても、
普段のごはんを一粒、とかで十分です。)

3.といで欲しくない場所は防御しておく

猫が好む爪とぎを幾つか用意することで、
といで欲しくない場所で爪をとぐことは
かなり防げるようになります。

とはいえ、
猫が好んで爪をとぎたがっている場所が
すでにある場合、その場所での爪とぎを
完全に防ぐことはなかなか難しいようです。

そこで、
「爪とぎをされては困る場所がある」
という飼い主さんのために、
これから予防策について
お話ししていきたいと思います。

今回は、
特に予防しておきたい場所ベスト3
【壁(柱)】【カーテン】【ソファー】
の爪とぎ対策についてご紹介します。

壁・柱の爪とぎ対策

壁や柱も、本気で猫に爪をとがれると
すぐにボロボロになってしまいます。

とくに、
猫は部屋の端や角になっている部分で
爪をとぎたがる傾向があるので、

猫の手が届く高さ(90cmぐらい)まで、
爪とぎ防止シートなどで保護しておくと
安心です。

※注意:爪とぎ防止(保護)シートは、
ものによっては剥がした後に粘着剤が
壁や柱にベタベタ残ってしまうことがあります。

また、剥がす時に、壁紙や柱自体を
一緒に剥がしてしまうこともあるので、
注意が必要です。

不安な場合は、裏紙を全部剥がさず
上下数センチ分だけシールを貼ったり、
ホッチキスで止めるのも一つの手です。

その際は、ホッチキスの芯が
猫の爪がひっかからないように、
高い位置で止めましょう。

柱は特に粘着剤の影響が出やすいので、
保護シートは貼らない方が安心です。

また、壁や柱の一部ではなく
“面”を大きくカバーしたい場合は、
プラダンを使う方が安上がりで簡単です。
(アクリル板も使えます)

わが家では、
壁全面をプラダンで覆っている部屋が
一部屋あります。

※プラダンを使用する時の注意点
プラダンの難点は、
静電気を生じやすいことです。

爪とぎの被害を防ぐ効果は高いものの、
静電気で空気中の汚れを吸い寄せがちです。

そして、吸い寄せた汚れが黒ずみとなって、
プラダンと壁紙に付着しやすくなります。

ある程度は拭けばとれますが、
放置していると汚れが落ちなくなるので、
定期的に外して拭いたほうが良さそうです。

カーテンの爪とぎ対策

カーテンがボロボロになるのは
もちろん困りものですが、
対策が必要な理由は
それだけではありません。

カーテンでの爪とぎを放置していると、
爪が引っかかってとれなくなり、
猫がケガをする場合があります。

カーテンで爪をとぐ猫がいるなら、
ツルンとした生地や
織り目の詰まった生地のカーテンが
オススメです。

適しているのは一級遮光カーテンなどの
密度が高いカーテンです。

ブラインドは、紐で遊んで紐をちぎったり
ブラインドに絡まってケガをする猫の話を
たまに聞くので、あまりオススメしません。

ソファーの爪とぎ対策

猫は革製品が大好きです。
特に高級な本皮ほど好みのようです。

また、布製のソファーでも、
張りのあるしっかりしたソファーほど
爪とぎのターゲットになりやすいようです。

背もたれや肘掛けなど、
特に狙われやすい場所を重点的に
保護しておきましょう。

カーテンと同じように、
爪がかかにりくいツルツルした生地の
ソファーカバーを掛けるか、
分厚くしっかりした生地のカバーをかけて、
ソファーを爪から守りましょう。

シンプルでカクカクした形のソファーなら、
テーブルクロス(ビニールクロス)を
掛けて使っている人もいるようです。

4.予防スプレーを使う

スプレーしておくと猫が近寄らなくなる、
というスプレーが市販されています。

しかしこのスプレーは
効果がないという人のほうが多いですし、
個人的にはオススメしません。

使用する場合は猫に直接かからないように、
シミになって困るものには使わないように、
十分気をつけてくださいね。

猫が爪を研ぐ理由

猫が爪をとぐ理由は主に3つあります。

  1. 古くなった爪のサヤを取り除くため
  2. マーキング
  3. ストレス解消

どれも猫の習性ゆえの行為と言えますが、
現代の家猫が爪をとぐ一番の理由は、
やはり
【3.ストレス解消】ではないでしょうか。

特にひとりっコの猫の場合は、
【暇という名のストレス】への対策が
必須なのではないかな、と思います。

うちの猫を見ていると、
寝起きに伸びをしたついでに爪をといだり、
暇で仕方ないときや小腹が空いた時、
特定の壁で爪をとごうとします。

あとは、遊びたい気分の時。
飼い主が動いたのを見計らって
これみよがしに床置きした爪とぎに乗り、
爪をバリバリといでいることが多いです。

あなたの猫ちゃんはいかがですか?

まとめ

猫の爪とぎは本能的なものなので、
完璧に防ぐことは難しいかもしれません。

しかし、といで良い場所・ダメな場所を
根気よく伝え続けていれば、
きちんと把握してくれるようになります。

飼い主さんに気をつけていて欲しいのは、

ストレスが溜まっているときには
猫がそれに気付いて欲しくて、
あえて “ ダメな場所で爪をとごうとする ”
こともある、ということです。

爪をといでほしくない場所で
爪をとごうとしている猫のことを
ただ叱るだけではなく、

その心情をきちんと察知して、
正しく対処できる飼い主でありたいですね。

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