スキンシップと遊びの工夫一覧

猫とのスキンシップにおいていちばん大切なことは、【私たちの愛情をきちんと伝える】ということ。

ここでは、猫の要求にただ応えるのではなく、猫の要求をただ無視するのでもなく、

正しくコミュニケーションをとりながら愛猫と日々幸せに生きていくために
【知っておくと役に立つスキンシップや遊びの工夫】についてご紹介しています。

日ごろからスキンシップを通して愛猫とのコミュニケーションを深めておくことは、猫の健康にも人の健康にもたいへん役立ちます。

猫とのコミュニケーションがうまくとれるようになると、ブラッシングや爪切りなどの普段のお手入れがしやすくなるだけでなく、病気や怪我の早期発見や危険回避にもつながります。

猫と一緒に楽しみながらより健康的な生活がめざせるよう、スキンシップや遊びの工夫についてチェックしておきましょう。

~伝える・伝わるスキンシップ~
☆猫のじょうずな褒め方・叱り方☆
褒めたときのまんざらでもなさそうな顔や叱ったときのムーンとした顔。

猫好きにとってはどちらもたまらなくカワイイものですが、正しくコミュニケーションをはかるためには、適切なタイミングで褒めたり叱ったりすることが大切です。

褒められたら嬉しいのは猫も同じです。
特に、私たちの都合に合わせて何かをしてくれたときには、ただ褒めるだけではなく、感謝を込めて褒めることを忘れないようにしたいものです。

また、猫の身に危険が及びそうなときには飼い主としてきちんと注意を促せるように、正しい叱り方をマスターしておきましょう。

☆猫が喜ぶなで方☆
猫が喜ぶなで方をマスターすると、猫が嫌がったり逃げたりすることなく体を触らせてくれるようになります。

なでることが容易にできるようになれば、ブラッシングや爪切り・病気や怪我のチェックなどの健康管理もしやすくなるので、飼い主としては必須のスキンシップといえます。

なでられることを嫌がる猫でも、十分に時間をかけて徐々にスキンシップをはかっていくことで、慣れてもらうことは可能です。

☆猫が嫌がらない抱っこの仕方☆
もともと抱っこが嫌いな猫は多いですが、抱っこの仕方やタイミング次第で猫の抱っこ嫌いを軽減できる場合があります。

抱っこ好きとまではいかなくとも、抱っこされることに慣れておいてもらえると、行ってほしくない場所へ行ってしまったときや猫の身に危険が及びそうなときに、さっと抱きかかえることができるので安心です。

まずは落ち着いて触れ合うことから始めましょう。

~遊びの工夫~
☆猫が好きなおもちゃとは?☆
一生のうちのほとんどの時間を室内で過ごす家猫たち。
快適で安全な室内環境下では、何かと好奇心を刺激する要素も少なくなりがちです。

最近ではさまざまな猫のおもちゃがペットショップやホームセンターで見かけられるようになりましたが、せっかく買ってきても中にはまったく興味を示さないものも…。

多くの猫が好むおもちゃについてリサーチした結果を参照して、愛猫が好むおもちゃを一緒に探してみましょう。

☆猫が喜ぶ手作りおもちゃ☆
わざわざ製品化されているだけあって、市販のおもちゃの方が猫のくいつきが良さそうに感じてしまいがちですが、意外と身近なもので作った手作りおもちゃの方が好まれる場合も多々あります。

【日常的に家にあるもの】や【安くて簡単に手に入る日用品を使って作れるおもちゃ】で猫の遊び心を刺激して、運動不足になりがちな愛猫にたっぷり遊んでもらいましょう。

☆遊ぶタイミングについて☆
一般的には、運動不足やストレス解消のために1日30分程度猫と遊ぶことが推奨されています。

しかし、遊ぶタイミングによっては猫の気分を満たせず、人が寝静まった深夜や早朝に、猫が大運動会を始めてしまうことがあります。

猫が一人で遊んでいるにせよ遊びの催促にやってくるにせよ、夜中にゆっくり眠れないのは、飼い主としてはツライものです。

これらの問題は、猫と遊ぶタイミングをずらすことで、解消できることがあります。

猫がまだ若くて元気がありあまっている時期ならある程度は諦める必要がありますが、2年以上たっても毎晩のように走り回っているようであれば、遊ぶタイミングを変えて様子を見るのも一つの手です。

☆遊びにクリッカートレーニングを取り入れる☆
クリッカートレーニングは犬のしつけの一環として用いられることが多いトレーニングの手法ですが、猫とコミュニケーションをとるための方法としても十分使えます。

適切なタイミングで音を鳴らしてごほうびをあげることで、猫はすぐにクリッカートレーニングを【楽しいコミュニケーションの時間】と感じてくれるようになります。

最初は簡単なトレーニングからはじめ、
少しずつ【楽しい遊びの時間】を応用していくことで、猫に乗ってほしくない場所に乗らないように伝えたり、体のお手入れを受け入れてもらえるようになることも、十分可能です。

~まとめ~
猫にとっても飼い主にとっても計り知れないほどのメリットをもたらしてくれる
『猫とのスキンシップ』。

私たち飼い主としては、スキンシップを通して【猫に対するあふれんばかりの愛情】を、いつも上手に表現したいところです。

適切なスキンシップの方法や遊びの工夫を一つでも多く取り入れて、よりハッピーな猫暮らしを楽しみたいものですね。