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猫に牛乳は基本NG!デメリットと害を軽減する方法について

こんにちは ^^ みらいです。

最近は
【猫には『猫用のミルク』を与える】
という感覚が
だいぶ一般化してきたようにも感じますが、

まだまだ『ミルク=牛乳』
と思っている人もけっこういるようです。

しかし、最近
「猫に牛乳を与えたら下痢をした」
「猫に牛乳を与えたら吐いた」
という飼い主さんの声も
多く聞かれるようになってきました。

また、
「猫には牛乳を与えないほうが良い」
という獣医さんの説も、一般論として
聞かれるようになってきました。

ここでは、一般的によく言われている
猫に牛乳を与えないほうが良い理由に加え、

私が牛乳についていろいろ調べてみた結果、
牛乳を与えないほうが良いと思うに至った
さらに根本的な問題点について、
言及してみたいと思います。

また、与えるなら気をつけておきたい点や
より有益に取り入れるための方法について、
お話していきたいと思います。

私たちがよりよい生活を営んでいくための
一つのヒントになれば幸いです。

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Contents

猫に牛乳を与えないほうが良い理由

1.下痢をしたり吐いたりすることがある

猫も人と同じで、みんなではないですが
牛乳の乳糖(ラクトース)を分解できずに
下痢したり嘔吐したりする場合があります。

2.牛乳アレルギーをおこすことがある

乳糖不耐症が
乳糖を分解できずに起こるのに対して、
牛乳(乳製品)アレルギーは、
牛乳に含まれるタンパク質(カゼイン)
に対して起こるアレルギー反応です。

軽度の場合は乳糖不耐症と同じような
嘔吐や下痢程度の症状が見られることも。

牛乳を飲んだあと1~2時間後ぐらいに
嘔吐や下痢をすることが多いようなら、
アレルギーの可能性もあります。

牛乳摂取後に嘔吐したり
下痢を繰り返したりしているようなら、
今すぐ牛乳を与えるのを止めましょう。

猫も人と同じように、日常的に
添加物や化学物質を取り込んでいる現代。

腸壁が薄くなったり
体内微生物のバランスが崩れてしまい、
体調が整っていない猫が増えています。

3.体液を汚しやすい

牛乳の成分は、人にとってもそうですが
猫には分解・消化しにくい成分です。

牛乳を飲んだあとの人の血液を採取して
顕微鏡で観察・撮影したものを
ある本で見たことがあるのですが、

血液中に未消化のタンパク質などが
たくさん漂っているのが確認できました。

それがいわゆる【血液の汚れ】として
私達の体液の流れを阻害し、
酸素や栄養・老廃物などの適切な循環を
妨げているのです。

私は、このような状態が、人に限らず
現代社会の中で生きる犬や猫にも
同じように起こっていると考えています。

次に、ここからは
猫に牛乳(乳製品)を与える際に
気をつけておきたいことについて
お話していきたいと思います。

猫に牛乳を与えるなら注意すべき点

一度にたくさん与えない

(小さじ1杯程度から)
指にちょんちょんつける程度からでも

続けて与えない

続けて与えるとアレルギーになる可能性も

下痢をするようならすぐにストップ

少量でも体調を崩す子はいます。

これは、乳糖を分解するラクターゼが
どれだけ小腸に存在しているか、あるいは
活性化している(不活性化していない)か
によります。

また、今まで大丈夫だった猫でも、
病気や薬・手術などの影響で
乳糖不耐が発症する場合があります。

人肌程度に温めた牛乳を与える

冷蔵庫から出してすぐの牛乳は
体を内臓から冷やします!

できれば湯煎でじっくり
人肌程度に温めてから与えましょう。

電子レンジで温めたい場合は
温めすぎに気をつけて、
電磁波対策もお忘れなく!

電子レンジでチンすると、
タンパク質が変質するだけでなく
水分子が過剰に振動した状態となって、
体から酸素を奪いやすくなります。

猫に牛乳を与えたいときにその害を軽減する方法

自家製ヨーグルトにして与える

軽度の乳糖不耐症であれば、
ヨーグルトなどの乳酸発酵させたものなら
問題なく摂取できるだけでなく、
乳酸菌自体の活用も期待できます。

(乳酸菌が乳糖を乳酸に変えてくれる)

ただし、ヨーグルトになっても
乳糖が乳酸に変わるのは10~30%ぐらいで、
70%は乳糖のままとも言われているので、

乳糖不耐症の程度が軽くない猫の場合は、
下痢や嘔吐などの症状が出る可能性があります。

与えるときはホエーは取り除いて
ヨーグルトのところだけを与えましょう。

ヨーグルトは市販のものより、
できれば自家製の
【できたてホヤホヤのヨーグルト】
がGOODです!!!

市販のヨーグルトとは
乳酸菌の量も活性度も桁違いです。

そして、できればできたてホヤホヤの
【ホットなヨーグルト】がおすすめです☆

牛乳にイオン化ミネラル液を添加する

イオン化したミネラルのエキスを
牛乳にほんの少し入れてあげるだけで、
おなかに優しくなるだけでなく、
その栄養をより吸収しやすくなります。

牛乳のミネラルバランスを整えることで、
より積極的な栄養補給が期待できます。

猫に牛乳以外のミルクを飲ませるなら

猫用のミルクを与える

やはり猫用に製造・販売されている
【猫用ミルク】が現状では安心でしょう。

製造の過程で乳糖をカットしているほか、
猫に適した栄養分も強化されています。

最近では、子猫用ミルクのみならず
成猫やシニア猫用のミルクもあるので、
年齢に応じた商品が入手できます。

ヤギミルクを与える

人にも犬にも猫にも親和性が高いのが
【ヤギミルク】だと言われています。

ヤギミルクなら大丈夫な猫が多い理由は、
乳糖の大きさと乳糖の状態にあります。

【乳糖の大きさの違い】

・ヤギミルク→乳糖のサイズが小さく均一
・牛乳→乳糖のサイズが大きくて大きさもバラバラ

【ヤギミルクの乳糖の状態】
・乳糖が脂肪球に包まれているため、
乳糖の影響を直接的に受けにくい

今では比較的どこのホームセンターでも
ヤギミルクを見かけるようになりましたし、
ネットでも検索するとたくさん出てきます。

オーガニック(無農薬)・無添加・
超低温殺菌方式などと書かれた
安全・安心な商品を選びましょう。

まとめ

現状では、牛乳は
「無理してまで飲ませるものではない」
と言える飲料であるといえるでしょう。

とはいえ、
健康体の維持に役に立つ成分が
哺乳類のミルク(牛乳に限らず)の中に
含まれていることも確かです。

牛本来の食性である草をはみ、
(グラスフェッド)
自然放牧・自然分娩された牛からとった
ナチュラルな牛乳であれば、

(そしてさらに言えば搾りたて・
ノンホモライズ・低温殺菌牛乳であれば)、

人も猫も、もう少し安心して
おいしく飲めそうな気もしますが、
そういう牛乳はまだまだ入手が困難です。

そもそも、本来 牛乳は基本的に
【猫に与えなくても良いもの】です。

ちょっとした嗜好品として、あるいは
一時的な栄養補助食品として、
上手に大切に 活用できると良いですね。

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