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猫の疥癬が人間にうつったら?症状と経験者オススメの対処法

こんにちは^^ みらいです。

子猫を保護してしばらくしたら、
体のあちこちがかゆくなった!

あなたはいままでに
そんな経験をしたことがありますか?

私は幸いまだ経験したことがないのですが、
友人が以前、子猫を保護したときに
疥癬に感染したことがあります。

寒い時期だったので
一緒に寝袋に入って寝ていたらしく、
見事に発疹だらけになっていました。

そして何より、
ひどいかゆさで大変だったようです!

見ていて本当に気の毒なぐらいでした。

人によっては、
「猫の疥癬はうつらない。
うつっても大したことない。」
と言っている人もいるようですが、

アレルギー持ちの人だったり、
猫が疥癬にかかっていることに気づかず
対策もなしに長く接していたりすると、
症状が強く出ることがあります。

また、かゆいからと強くかきすぎて
皮膚を傷つけてしまい、
そこから細菌感染を起こして
症状を悪化させてしまうこともあります。

今日は、猫の疥癬に感染した時の症状や
感染に気づいたときの対処法・
感染しないための予防法について、
お話したいと思います。

猫の疥癬は
正しい対処法を知っておけば
過度に恐れる必要はありません。

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Contents

猫の疥癬虫は人にうつる。ただし寄生はしない。

疥癬は、ヒゼンダニというダニの一種が
角質に寄生して繁殖を繰り返すことで起こる
皮膚疾患のことを言います。

ヒゼンダニは
いろいろな哺乳動物を宿主とするダニで、
寄生する動物によって
ヒゼンダニの種類はそれぞれ異なります。

つまり、人の病気にも疥癬症はありますが、
人と猫では寄生するダニの種類が違うのです。

猫に寄生するヒゼンダニは
「ネコヒゼンダニ
(ネコショウセンコウヒゼンダニ)」

人に寄生するヒゼンダニは
「ヒト疥癬虫・ヒトヒゼンダニ
(Sarcoptes scabiei var. hominis) 」

と呼ばれています。

宿主が異なるはずのヒゼンダニが
猫から人にうつった場合、
環境が生存に適さないため
長くは生きられず、繁殖もできません。

しかし、
猫からうつったヒゼンダニに対して
体がアレルギー反応を起こすことによって、
痒みなどの症状が表れることがあります。

ネコヒゼンダニがうつったときの症状

ネコヒゼンダニが人にうつったときに
見られやすい症状としては
次のようなものがあります。

  • 赤くて小さい発疹
  • 線状の炎症
  • 水疱
  • 強い痒み

痒みがとても強いため、掻きむしって
細菌感染を起こしてしまう場合があり、
そのせいで症状が悪化することもあります。

猫の疥癬症がうつったときの対処法

ネコヒゼンダニが人体に寄生して
繁殖することはないため、
危険な殺ダニ剤を使用することなく
自然治癒を目指すのが基本です。

とはいえ、強い痒みは耐え難いので、
鎮痒消炎外用薬や入浴剤を使用して
痒みの沈静化を図るのがオススメです。

たとえば、
鎮痒消炎外用薬【オイラックス】
に含まれている「クロタミトン」は、

ヒゼンダニに対して
毒性があることが分かっているため、
ヒゼンダニによる痒みで悩んでいる人には
特に好まれているようです。

また、
硫黄入浴剤の【薬用入浴剤 湯の素】を
【六一〇ハップ】の代わりに
使用している人も多いようです。

※【六一〇ハップ】とは?
「疥癬といえば【六一〇ハップ】」
と言われるぐらい定番となっていた
超ロングセラー商品の硫黄入浴剤。
(2008年に販売終了)

ちなみに友人は、
自宅でしばらく湯の素に浸かったあと、
せっかくだからとレジャーを兼ねて
硫黄温泉に湯治に行ったようです。^^

疥癬のかゆみは
「もう二度と経験したくない!」
と言っていましたが、
温泉に行けたことは喜んでいましたw

まとめ:予防策をしっかりと

猫の疥癬が一時的にうつることはあっても、
ネコヒゼンダニが人体で繁殖することは
ありません。

予防をしっかりしつつ猫の治療にあたれば、
それほど恐れる必要もありません。

まずは
ヒゼンダニによる被害を拡大しないために、
疥癬症にかかっている猫の世話をする時は
後で必ず石鹸を使って手を洗うようにし、
できればゴム手袋も併用しましょう。

また、ヒゼンダニが
衣類などに付着していることがあるため、
世話をしたあとは早めに衣類を着替えて
洗濯するようにします。

猫の体に触れたタオルなども
毎日洗濯しましょう。

猫の体から離れたヒゼンダニは
長くは生きられないため、
普通に洗濯するだけでも
問題はないようですが、

50℃以上のお湯に
10分以上つけてから洗濯すると、
対策としてはより万全です。

いずれにしても
猫の疥癬の治療が終わるまでの間は、
(3週間~2ヶ月前後)
接触に注意が必要です。

そして、床に落ちたフケなどの中にも
ヒゼンダニがいる可能性があるため、
床もこまめに掃除するよう心がけましょう。

猫ベッドやケージを使っているなら
下にペットシーツや新聞紙を敷いておき、
こまめ取り替えることをオススメします。

猫疥癬の人への影響について
いたずらに恐れることなく、
ヒゼンダニによる被害を
最小限に抑えられるといいですね!

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