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猫にアロマはやっぱり危険!?見直したい日常生活のアレコレ

こんにちは。みらいです^^

最近、どこの雑貨店をのぞいても、
加湿器を兼ねたアロマディフューザーや
オイルを染み込ませるアロマスティック、
アロマキャンドルにアロマソープ 等々…

本当に数多くのアロマ製品が
ところせましと並べられていますよね。

特に、アロマディフューザーなどは
今すぐ簡単にできて癒やし効果の高い
『おしゃれな癒やしグッズ』として、

自分自身で購入して楽しむ以外にも
お友達や家族へのプレゼントとして、
贈ったり贈られたりしている人も
最近多いのではないでしょうか?

ですが、猫と暮らしている人なら特に、
こういったアロマグッズを使用する際には
十分な注意が必要です。

今日は、猫にアロマが危険な理由について、
お話していきたいと思います。

まだまだ知らない人も多い
【アロマに関する注意点】を
知っていただけると幸いです。

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Contents

猫と暮らしている人はアロマを楽しめない?!

猫がいるならアロマは全般的に要注意

結論から先に言いますと…
猫と一緒に暮らすなら、アロマ系の製品は
その材料のオイルが天然であれ合成であれ、
極力使わないようにした方が良さそうです。

なぜかというと、実のところ
精油にしても合成のアロマオイルにしても、
そこに含まれている各種成分について、

まだまだ十分に
把握できていないことの方が多いからです。

ましてや全体的な影響に至っては、今なお
ほとんど解明されていない状況です。

ただ一つ、現状でハッキリしていることは、
【猫に与えるダメージは非常に大きい】
と言い切れる、
ある一つの明確な理由があるということ。

これからその詳細と関連するお話について、
順番にお話していきますね。

精油(エッセンシャルオイル)について

精油であっても安心はできない

本来、混じりけなしの100%ピュアな
抽出オイルのことを、【精油】
(エッセンシャルオイル)と言いますが、

精油として販売されているものでも、
実際にその成分を検査をしてみると、
なんとそのうちの“95%”に
何かしら混ざり物が入っているという
衝撃的な結果が出ているそうです。

ですから、私が精油について学んだ時も、
購入・使用するときにはメーカーと
各製品ごとのロットをきちんと確認し、
正規品を使用することの重要性について、
懇懇と説明を受けました。

言われてみれば、確かに
同じ産地、同じ製法で作られたオイルでも、
その年ごとに品質が変わるのは当然ですし、

それが他のメーカーのオイルで、生産時に
何の基準もない製品となると、その品質は
まったくもって安心できません。

そのオイルのもととなる植物が、
どんな土地でどのような農法で育てられ、
どのように収穫され、最終的に
どのように抽出されたか…その全行程で
それぞれの製品の品質は大きく異なります。

いずれにせよ、本当なら
それがたとえメディカルアロマであっても、
専門的な知識を持たない人が
安易に日常的に使うべきではないのが
精油であると言えそうです。

精油(エッセンシャルオイル)の有害性について

精油(エッセンシャルオイル)によって
猫が受けるダメージについては、
ここ20年ほどの間に発表されてきた学術的
論文から、次第に明らかとなってきました。

肉食動物である猫は、もともと代謝酵素が
草食動物・雑食動物に比べて少ないため、
精油に含まれる【脂溶性物質】を代謝する
能力が非常に低いことが分かっています。

ですから、わずか1~2滴
(約0.05~0.1mL)のオイルであっても
猫にとっては大きなダメージとなるのです。

これまでにアメリカやイギリスなどで
発表されてきた症例の中には、

オールマイティとされている
ティーツリーオイルによる中毒症状や
臓器不全の報告も多数あるのですが、

プロのアロマセラピストや獣医でも
まだまだその危険性を知らないまま
使用を続けていることもあるという状態が、
今も続いているそうです。

私たちはつい、
天然のものであれば大丈夫なんじゃないか、
とか、1000倍希釈とかなら大丈夫では?と

“なんとなく”で考えてしまいがちですが、
猫に関しては特に、そういった考え方で
アロマを用いると非常に危険です。

アロマオイルについて

100%混じりけなしのピュアな精油
(エッセンシャルオイル)に対して、

天然香料や精油・合成香料を混ぜ合わせ、
化学薬品とともにキャリアオイルで
希釈した製品のことを、総称して
『アロマオイル』と呼ぶことが多いです。

日本ではアロマという言葉の定義自体が
非常に曖昧で、なおかつ精油もすべて
雑貨品という位置づけであることから、

【エッセンシャルオイル(精油)】と
【人工香料のアロマオイル】が、
一言で「アロマ」というくくりにされて
販売されていることも多かったりします。

しかも、エッセンシャルオイルにしても
アロマオイルにしても、実際のところ
品質も内容も本当にさまざまです。

自然のものだったら全て安全で、
人工のものだったら全て危険、
というわけではないにしても、

ピュアなエッセンシャルオイル以上に
その影響がよく分かっていないまま
用いられているのが、人工香料の現状です。

現在、
一般的にもっとも利用されているであろう
ルームフレグランスや
アロマディフューザー用のオイルとして
販売されているアロマオイルは、

ほとんどがエッセンシャルオイルではなく
人工香料主体のアロマオイルであるため、
その影響については、いま一度
よく考えておく必要があると思います。

危険なのはアロマグッズだけじゃない!

アロマオイルの使用法としては

  • 薄めて肌に塗る
  • 薄めてスプレーとして使う
  • ディフューザーなどで空間に拡散させる

などの方法が一般的です。

また、生活雑貨として
キャンドルやお香・石鹸・入浴剤・
ルームフレグランスなどのような形で
日常的に取り入れられているものも
たくさんあります。

さらに、それ以外にも
ペット用消臭スプレーや
ペット用虫除け・シャンプーなどの形で、
多くの製品が販売・使用されています。

これらの商品は、当然のことながら
安全性を謳っているものがほとんどです。

ですが、多くの商品が犬猫兼用として
販売されていることが気がかりです。

犬には大丈夫でも猫にはよくないものも
たくさんあるので、注意が必要です。

実際に、前述したとおり
精油の成分は猫には代謝できないので、
自作の虫除けスプレーなどを作って
猫に使っている人も、止しておいたほうが
安心です。

使うなら、何千倍・何万倍と
植物の成分が濃縮されたオイルではなく、
ドライハーブや生花など、
より自然に近い状態の植物を
利用するようにした方がよいでしょう。

アロマがすでに蓄積したダメージの決定打となることも

食べ物であれアロマであれ、
酵素の働きで代謝することによって初めて
有益化されたり無害化されたりしています。

現代に生きる猫たちは、
もはや普通に生活しているだけで
アロマに限らずさまざまな化学物質や
農薬・食品添加物などによって、
肝臓や腎臓にダメージを負いがちです。

であるからこそ、ほんの少量であっても、
アロマ療法として用いたつもりの精油や
アロマオイルが、体にとっては解毒
(代謝)すべき対象となって、その結果
猫の肝臓や腎臓に影響を与える可能性も
出てくるのです。

特に、永続的に室内に匂いを拡散し続ける
ルームフレグランスなどの芳香剤は、
一日中家にいる猫にとっては
相当な影響を与えると考えられます。

ですから、
アロマの使用量がほんの少しであっても
それが決定打となって、一時的な
体調不良ではすまなくなることもある、と
考えておくべきではないかと
私は考えています。

さいごに:使うなら猫に十分な配慮を

アロマは有益な面ももちろんあるのですが、
猫への影響を考えると、危険を冒してまで
使わなくてはならない必須のものではない、
と私は考えています。

とはいえ、
「そうはいってもたまには使いたい!」
と思うこともあるかと思います。

そういう場合は、

  • キャンドルやお香は15分以内だけ使う
    (アロマディフューザーも同様)
  • 毎日連続して使わない
  • 使う時はできるだけ猫のいない所で使う
  • 使ったあとはよく換気する、
  • 床や壁などはこまめに拭き掃除する
  • 体についたオイルはしっかり洗い落とす

など、自分なりにできるだけ工夫をして

少しでも猫に負担をかけないよう、
飼い主として気をつけながら使うことを
心がけておきたいものですね。

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