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猫が発情期に入ったら!手術以前にできる一時的な鳴き声対策

こんにちは^^ みらいです。

発情期の猫の声って
本当に独特で大きくて、困りますよね。

私自身、避妊手術をしていない猫と
長年一緒に暮らしてきたので、
発情期対策には
ずいぶん頭を悩ませてきました。

一般的には猫の避妊手術はして当たり前で、
していないとなると、他の猫飼いさんから
非難の対象とされていまいがちですが、

子どもを産ませる予定がないなら
早めに避妊手術をさせておいたほうが良い、
ということは頭で分かっていても、

手術をすることをためらっているうちに
発情期を迎えてしまった…
という飼い主さんはけっこう多いようです。

また、
「事情があってすぐに手術ができない」、

「体が小さいから今はまだ
手術ができないと言われた」 など、

何かしら理由があって
避妊手術が受けられない場合もあるので、

ここでは避妊手術の是非については
ひとまず脇に置いておいて、

猫が発情期を迎えてしまったときに
少しでも猫のストレスを緩和しつつ
鳴き声をおさえる一時的な対処法について、
お話ししていきたいと思います。

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Contents

発情した猫の鳴き声や行動を静めるには

避妊手術をしていない猫の発情を
完全に落ち着かせることは難しいのですが、
一時的に落ち着かせることなら可能です。

1.猫の体にぬくもりを与える

人と同じように、猫もぬくもりを感じると
副交感神経が優勢になって
リラックスしやすくなります。

最近は、エアコンを使ってほぼ一年中
室温を20度~25度に保っている
おうちも多いので、季節を問わず
猫が発情するケースが増えています。

わが家の猫も、多い時は半年ぐらいの間、
毎月1~2回といった感じで
ひんぱんに発情を繰り返していました。

そこで、肌触りの良いタオルや毛布などを
寝床に置いたり、赤外線ヒートマットを
そばに置いたりしてみたところ、
何も置かなかったときよりは
眠る時間が延びたように感じました。

赤外線ヒートマットでなくても、
冬場なら湯たんぽやレンジで温めるカイロ、
夏場なら柔らかい肌触りの毛布など、

家にあるものでいろいろ工夫して
試してみてください。

飼い主さんのことが大好きな猫なら
飼い主さんの服なども良さそうですね。

猫が落ち着きなくウロウロしている時は
抱っこして、自分の体と猫の体を
ピッタリくっつけてあげると、
体温だけでなく鼓動も伝わって
よりリラックスして落ち着きやすいです。

2.またたび・キャットニップをあげる

またたびやキャットニップをあげることで
一時的におとなしくなる猫は多いです。

ちなみに わが家の場合、
またたびは大好きなようですが
キャットニップは好みではないようです。

キャットニップのスプレーをかけたものを
猫の近くに持っていくと、何とも言えない
渋~い顔をして逃げていきます。

「うっわ!ナニコレ~!?」
みたいな感じで後ずさっていくので、
キャットニップはお蔵入りしました。

また、猫によっては落ち着くどころか
凶暴化してしまうこともあるようなので、
初めて使うときには少量から試し、
十分に気をつけておきましょう。

わが家の猫は、またたびを与えたら
まったりグデグデするというより、
またたびを振った布にかぶりついて
味がなくなるまで布をなめたり、
噛んだり、ケリケリしたりしています。

これをリラックスというのかどうか
ちょっと分かりませんが…?

またたびのニオイが残っている間は
しばらくその場に張りついているので
静かです。

そして、ニオイがなくなったあとも
少しの間、毛づくろいをしたりして、
気分が落ちつている感じがします。

3.抱っこして撫でる

普段は抱っこ嫌いの猫でも、
発情期に入ると甘えたさんになって
抱っこをしても嫌がらなくなったりします。

そこで、抱っこをして
背中を優しく撫でてあげたり、
しっぽの付け根あたりをポンポンと
軽くたたいてあげたりすると、
少しは気分が和らぐようです。

ただし
しっぽの周辺へのアプローチは
あまりに刺激が強いと
かえって興奮させてしまうので、
『優しく優しく』が基本です。

うちの猫の場合は
10分~15分ぐらい撫でていると
ひとまず納得するのか、
自分で降りて離れていきます。

そしてそのまま眠ることが多いです。

ちなみにわが家の場合、
腕の中にいるタイミングをうまく利用して
ブラシがけもついでにしています。

普段は嫌がってあまりさせてくれないので、
ここぞとばかり?
撫でる代わりにブラシをかけています。

4.ハーブを試してみる

キャットニップやまたたびも
一種のハーブといえますが、
ここでいうハーブとは、乾燥させた薬草や
成分を抽出したチンキなどをさします。

一般的にも馴染みのあるラベンダーや
カモミールなどのドライハーブで、
ハーブピローを作ったり、煮出したものや
チンキを飲み水に混ぜたりして使います。

※アロマオイルは基本使わないでください。
猫はアロマオイルで代謝障害を
起こしやすいので注意が必要です。

5.フェリウェイを試してみる

私は今のところ使ったことがないので
効果のほどは不明ですが、
病院でもすすめられるぐらいなので、
一定の効果は見込めるのかな~と思います。

【フェリウェイとは】
猫の頬から分泌される
『フェイシャルフェロモンF3類縁化合物』
というものが配合された製品です。

ただ、ネットで調べると

「効いているのかどうかわからない」

という声が結構多かったですし、
猫によって効果がまちまちとはいえ、
発情期の猫をなだめる、という意味では
あまり期待しないほうが良さそうだな~と
個人的には思っています。

6.綿棒で刺激する

多くの猫飼いさんが気になっている
『綿棒を使った刺激で排卵を誘発し、
猫の発情期を強制的に終わらせる方法』。

発情期中の猫は
すごいストレスを抱えているというので、
少しでもそのツラさを早く終えさせるべく
綿棒で疑似行為をおこない、
『強制的に排卵させてしまおう』という
ちょっと強引な方法です。

実は
私も試してみようとしたことがあります。

ですが、猫がギャッと鳴くほど
思い切って挿し込むことなどできず、
なにより、猫の体にとって
良くないのではないかとの思いから、
やっぱりこの方法は止めておこう。
と思いました。

体内に異物を挿入することで粘膜を傷つけ、
細菌感染を起こす可能性もありますし、

単に排卵を起こさせるだけで、実際に
妊娠・出産するわけではないということが
後にどう影響してくるのか、という点にも
私は不安を感じました。

もしあなたがこの方法を
どうしても試してみたい場合は、
獣医さんに相談してみてください。

7.ホルモン療法

ホルモン注射を打つなどして
ホルモンを補給することで、
猫の発情を抑える方法。

発情期を迎えていても、体重が2kg以下で
手術を受けさせるにはリスクが高い、と
医師が判断した場合や、

疾患などが原因で手術できない場合、
ホルモン療法を勧められることがあります。

ただし、ホルモンを外から補充することで、
将来的に子宮内感染症や腫瘍などの
副作用が出る可能性があるため、
この方法は最終手段と考えておいたほうが
良さそうです。

8.ひたすら遊んだりなだめたりする

個人的には、
飼い主が愛猫にできることとしては、
これが一番良いのではないかと
思っています。

少しでも遊びにノッてきてくれそうなら、
遊ばせることでストレスを発散させて
気を紛らせることができます。

言うなれば、
思春期の子どもがスポーツに打ち込んで
あり余るパワーを発散させるのと
同じような感じですね。

発情期でも、獲物のような動きを真似て
おもちゃを動かしてみると、反射的に
狩りモードに切り替わるときがあります。

反対に、遊びに誘ってもノッてこず、
ひたすら発情モードのままの時は、
ひたすら撫でてあげたり話しかけてみたり
ただそばにいるなり…

とにかく何より、気持ちの上で
一緒にいてあげて欲しいなと思います。

さいごに

発情期を迎えた猫と過ごす時間は
一緒に暮らす人にとってもつらいものです。

ですが、一緒に暮らす人として
ただ「うるさい」と思うだけではなく、

その背景にある私たち人間と猫の関係や
猫の感じているやるせなさ、
人として感じるやるせなさを交えた先で、
猫との時間を共有していける人が増えたら、

この先もっと
猫と人の関係は良くなっていくのかな…
良くなればいいな…と私は思っています。

あなたと猫の関係が
ますます幸せなものとなりますように。

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