こんにちは!みらいです。
猫を叱った後、飼い主として
こんな風に思ったことはありませんか?
「いたずらを叱ってみたけど、
全然聞いている感じがしない」
「叱った後、どうも猫に避けられている気がする」
「こっちは本気で叱っているのに、
お構いなしで甘えてくるのはなぜ?」
猫と暮らしていると、
時に思わぬ反応がかえってきたりして、
私たち飼い主としては戸惑うことも結構多いですよね。
今日は、叱った後に猫がよく見せる反応と
その行動心理について、
私なりにですが1つずつ噛み砕いて
まとめてみました。
愛猫から無駄に嫌われないためにも、
愛猫ともっといい関係を築いていくためにも、
『叱った時に愛猫がどんな反応をしているか?』を
これから一緒にチェックしていってみませんか?
Contents
猫を叱った後でよく見られる反応
猫を叱った後でよく見られる行動は、
だいたい15パターンぐらいに分けられます。
- 目をそらす
- 耳を伏せる
- 大きなあくびをする
- 毛繕いをする
- ペチャペチャと舌なめずりをする
- お腹を見せてゴロンゴロンする
- スリスリ体をすりつけてくる
- 激しく爪をとぐ
- 睨み返してくる
- そーっと逃げていく
- ダッシュで逃げていく
- クローゼットなどに逃げ込む
- 大声で鳴く
- 粗相をする
- 人に襲いかかってくる
こうしてみると、
甘えたようなかわいい態度から
ちょっとゾッとするような態度まで、
いろいろありますね。
それでは次に、
各行動の元となっている心理について
1つずつ解説していきたいと思います。
叱られた時の猫の行動別心理
叱った後しばらく経ったときに
猫がケロッとしているようであれば、
ひとまずその叱り方で問題はなかったと
判断して良さそうですが、
場合によっては
叱った後で注意が必要なケースがあります。
反応によっては、猫ではなく人の方が
早急に態度を改めなくてはならないケースもあるので、
まずは猫の行動パターン別心理を
しっかりチェックしておきましょう。
目をそらす
叱られたときに目をそらしたら、
猫はそれなりに反省しています。
正確には
反省をしているわけではないものの、
少なくとも上下関係という意味では
自分のほうが下であるという認識はしている
(負けを認めている)状態といえます。
耳を伏せる
叱った後、耳を後ろに向けるようにして
反らせていたら、(いわゆるイカ耳)
怒られていることが分かって
ちょっとムッとしています。
大きなあくびをする
叱った後で大きなあくびをしたときは、
叱られたことに対して
少なからずストレスを感じています。
猫にとって
あくびは気分を落ち着かせたいときの
転嫁行動である場合があります。
毛繕いをする
叱った後で
猫がおもむろに毛づくろいを始めたら、
それはケロッとして
気にしてないからではなく、
叱られたことに対して
少なからずストレスを感じているせいです。
不安な気持ちを鎮めるために
毛づくろいをしているのです。
ペチャペチャと舌なめずりをする
叱かった後で、猫がしきりに
ペチャペチャと舌なめずりしていたら、
叱られたことで緊張して
ややストレスを感じているようです。
いつもより唾液がたくさん出ている!?
スリスリ体をすりつけてくる
叱った後すぐに体をスリスリしてきたら、
猫自身は、叱られたこと自体には
『それほどストレスを感じていない』
といえます。
それよりも甘えたい気持ちの方が強くて
飼い主さんにすり寄っていったりします。
叱った原因が
ちょっとした猫のいたずらだったのなら、
猫ちゃんはただただ
あなたの気を引きたかっただけかも。
お腹を見せてゴロンゴロンする
叱った後猫がすぐにゴロンと寝転がって
これみよがしにお腹を見せてきたら、
そもそも自分が叱られた(怒られた)とは
思っていないかも?
「スリスリ体をすりつけてくる」よりも
さらに強く甘えたい気持ち。
激しく爪をとぐ
叱られた後で爪を研ぐのは、
比較的よく見られる行動です。
叱られたことに対して
少しストレスを感じているようです。
睨み返してくる
ちょっとした反抗心を抱いています。
こんな状態のときは、ヘタに手を出すと
かまれたりひっかかれたりすることもあるので要注意。
そーっと逃げていく
叱った後猫がソロ~っと
その場から逃げるように離れていったら、
飼い主が怒っていると認識しています。
猫が自分より強い猫と鉢合わせた時や、
喧嘩で負けを認めて退散するときなどに
見られる行動と同じ。
ダッシュで逃げていく
怒っていることに驚いて逃げています。
クローゼットなどに逃げ込む
怒っていることに驚いて、
すこし怖がってもいるようです。
大声で鳴く
飼い主への反抗心?
猫にもなにやら言い分がありそうです。
粗相をする
叱った瞬間に粗相をしたら
相当ビビっている証拠です。
叱った後しばらくしてから
トイレ以外の場所に粗相をしたのであれば、
自己主張(反抗心)の表れ。
人に襲いかかってくる
叱った後
猫が急に襲いかかってきたら、
恐怖心が転じて
攻撃となっていることが多いです。
『飼い主が叱っている=怒っている』
と思われれば思われるほど、
猫にストレスを与えている度合いが
強くなっていると言えそうです。
ただ単に
『猫に嫌がれらたり嫌われたりするだけの行為』
とならないよう、叱る時はその対応に
十分気をつけておきたいものですね。
(叱り方については別の記事でまとめました。)
いずれにしても、
延々と叱り続けたり、
感情的になってガーッと猫に詰め寄ったりすることは
厳禁だと心得ておきましょう。
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まとめ:猫と上手に折り合いをつけられるようになることが大切。
たいていの場合、
叱られた猫はさっとその場を離れることで
人の怒気をやり過ごそうとします。
そもそも猫は、
自分がしたいことをしているだけで、
人に叱られる(怒られる)理由が
自分の行動のせいだとは
あまり思わない動物だとされています。
そのため、
叱られたからといって
反省したりすることもまずない、
というのが通説です。
とはいえ、
実際に猫と暮らしていてその様子を伺っていると、
けっこう『反省しているように見える』こともありますよね。
(少なくとも、私は「猫だって反省するときぐらいあるでしょ!」
と思っています。)
猫との信頼関係を壊すことなく、
猫にきちんと「ダメ」を伝えられるようになるためにも、
猫が叱った時にどんな態度を取ったかを
まずはしっかり確認しておきましょう。
そして、
そのような態度を取ったときの猫の心理がどのようなものか、
というところまでその都度きちんと把握し、
いつも良い関係を保てるよう心がけておきたいものですね。